ロングライフデザイン_01

筆記具。

ペンテル社のトラディオ プラマンTRJ50をここ15年ぐらい愛用しています。プラマンは1978年からある使い捨て万年筆で、インクが無くなったらリフィル部を取り替えます。このリフィルは インクカートリッジからペン先まで一体でプラマンの2/3を占めて、残るのは軸とキャップのみです。

だからリフィルを取り替えれば万年質の心臓部は全て新品になります。この万年筆の良いところは縦横斜めどの姿勢でも書けること。私のような文字より絵を多く描くユーザーにはうってつけな道具です。

プラマンは当然今も販売して定価¥500、リフィルは¥200です。手元に8本とリフィルが2ダースあるので後10年ぐらいは買わないで済みそうです。

最近、筆記具にPILOTの「KAKUNO」が仲間入りしました。透明なボディをもった低価格な万年筆ですがインクが交換できるので、さまざまな色のインクを入れて楽しめます。今4本を持っていて4色の色インクを使っています。 児童用に開発されたようですが、書き味はスムーズで満足しています。

田口英紀

プロダクトデザイナー

未来デザイン 主宰者

桑沢デザイン研究所と日本デザイン福祉専門学校(旧称日本デザインスクール)にて学ぶ。在学中にプロダクトデザイン事務所のデザイン・アシスタントとして働いて以来、プロダクトデザイン一筋で様々な分野での製品開発に関わってきた。

卒業後、時計メーカーに移籍し最先端のデザイン開発に従事した後、仲間と共にスタツフデザインアソシエイツを設立。プロダクトデザインやデザインコンサルティングを長年に渡り手がけてきている。

プロダクトデザインの新しい地平を切り開くべく、現在も様々な分野に挑戦している。2014年には、デザインの力と町工場の製造力を繋げるため、未来デザインの前身となる「デザイン講座」を立ち上げた。2020年春には、京都芸大通信教育部に入学。

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